スタッフブログ

銀閣寺型水鉢の制作過程 その1

こんにちは、武藤です。
今回は当社の仏壇展示場オープンに合わせて制作された、

銀閣寺型水鉢の制作過程

をご紹介します。
石工職人さんの技を感じていただければ幸いです。
場面は、

原石から外形を切り出したところからスタートです!

原石の片割れ
原石から切り出した、残りの半分がこちらです。
万成石(まんなりいし)という淡いピンク色の石で、
散りばめられた石英と黒雲母がアクセントになった綺麗な石です。

切り出し(切削)・墨出し

切り出した石の墨出し
外枠で切り出した石に、枠の詳細、
側面装飾のおおまかな墨出しをします。
ベニヤへ墨出し
枠や細部の詳細はベニヤ板へ原寸大で書き出しておきます。
ノートや印刷物のサイズでは、
どうしても微小な誤差が出てしまうのだそうです。

側面の加工

四隅の穴開け
墨に合わせて四隅に同じ高さで穴を開け、
側面に彫る穴の大きさ、深さを決めます。
それぞれの穴の底面はまだまだ凸凹しています。
石を見るなら影を見ろという。
まずはそれぞれの窓の外側(枠)を綺麗にしていきます。
その際の出来を見るのは「影」です。
底面を綺麗に平らにしたとき、影が一直線になるように削ります。
他の石製品も是非、「陰影」をお楽しみください。
銀閣寺型水鉢・側面の窓の底面加工
側面の窓の底面を綺麗にする工程の仕上げです。
銀閣寺型水鉢・2面の装飾
ほぼ同じ工程で、他2面の窓も制作していきます。
残りもう1面は、ライン状の装飾が入ります。
長くなりますので、今回はここまでとさせて頂きます。
次回は、側面の残り1面、下側の足部分、上側の「鉢」部分
の加工過程から、完成までをご紹介します。
ではまた次の記事で!

小野石材店オフィシャルサイト・Facebookページもぜひご覧ください!
株式会社 小野石材店オフィシャルホームページ

CATEGORY

お墓・石材に関すること
なんでもご相談ください

お気軽にお問合せください

0120-35-3042