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ミニチュア石塔制作1

こんにちは、武藤です。
日中は暖かく、朝夕はヒヤッとした空気。
余震の報道も減ってきて、気が緩みがちかもしれませんが、
気を緩めたら風邪をひいてしまいます!引き締めなければ!
さて、今回は珍しいモノを制作することになりましたので、制作過程を追いました。
弊社Twitterアカウントで絶賛(?)ツイート中の「ミニチュア石塔」です。
1/3スケールのミニチュアを実際の石で作ります。
通常は図面でデザインなどの確認をするのですが、
施主さんの意向を100%実現するためです!
取材班(=私1人です^^;)が加工場へネタ探しに出た時、
プロジェクトは既に進行しておりました・・・!
写真と施主さんからのイメージを元にベニヤ板で型板を作ります。
定規の形から、曲面が多用された石塔になると予測!
型板相談 型板完成
外寸だけ合わせて切り出した石材に墨出し・外寸に沿って再度切り出します。
工具類と比べると小ささがわかります。かわいい?
墨出し 外寸切り出し
再度墨出し。柔らかい感じのデザインになりそうです。
ベニヤは弾性に優れているので曲面上でも型を取りやすいんです。
墨ツボと竹ヘラが渋い(笑
墨出し ベニヤですみすみ
墨出しが終われば、ガンガン削るだけ!(というのはハタから見た印象ですが^^;)
曲面と曲面を合わせていくのは非常に難しいんだそうです。
まずは前面。完成形が何となく見えますネ。
前面けずりん 正面ビュー
曲面の雰囲気を再度担当者と相談の上、概形を削り出。
さらにこれから、陰影を意識した細部の修正にはいります。
お尻からもパチリ(´▽`)
横顔 石塔のケツ
更にペーパー磨きでまずは完成。
これを担当者が施主さんへお見せして、修正点などの確認を頂いてきます。
陰影バッキリ 正面バッキリ
個人的にはスッキリしたシャープな印象。
あまり柔らかさは感じなくなりました。
といっても、通常の角柱な和型石塔に比べたら、独創的で柔らかい石塔ですけれど!
さてさて、一発OKなるか!?第一回目はここまでです。
それにしても難しい5曲面の加工がこんなに綺麗にできるとは。
職人さんの技術、さすがです。

尚・・・。
工場・加工場で扱う部材や石材の取材をしています。
施主さん・担当者の掲載許可の元に掲載しております。
ものづくりの現場はたのしい!間違いない。

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