石材施工1級技能検定

2010.06.19

こんにちは、天野です。
皆様、石材施工1級技能検定を知っていますか
私は、この春、この国家資格にチャレンジしました。
試験は、学科と実技で行われます。
学科試験は・・・・興味のある人は、天野までお尋ねください。
実技試験では、水鉢を作ります。
試験用なので、ちょっと形は違いますが、
お墓でこのような物を見たことはありませんか

使う道具は、こちらです。

まず初めに、墨で線を引き、その線に合わせてコヤスケという道具で石をはらっていきます。

次に、コヤスケで取りきれなかった部分をのみで叩き、はらっていきます。
のみぎりといいます。

つぎに、ビシャンという道具でさらに叩き、平らにしていきます。

最後に、両刃という道具で、小たたき仕上げをしていきます。

面に応じて仕上げ方は多少違うのですが、
大体このような工程でそれぞれの面を仕上げていきます。
次に、表に家紋を彫ります。
繊細な作業になるので、神経を使います。
色々な道具を使い分けながら少しずつ仕上げていきます。
ここまでを6時間以内に行います。
試験までの半年ほど、仕事の後や休日などに練習を繰り返していました。
始めた頃は、筋肉痛になったりして大変でしたが、
慣れてくるとだんだん楽しくなってきました。
さて、いよいよ試験当日。
緊張はしたものの、制限時間内にそれまでで最高の出来になりました。

試験の結果は・・・・
見事合格
結果が分かったときは、本当に嬉しかったです。
そして、それまで支えてくださったみなさんに感謝
大人になっても、何かに挑戦するって大事ですよね。
このように、小野石材店では、職人たちが日々技術を高め、
心を込めて仕事をしています。
「こんなものが石で出来たらいいな。」というご要望にもお答えします。
皆様のお越しをお待ちしております。
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